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3月22日[その日の暦]

 
   アマナ (ユリ科) Amana edulis

以前はめずらしい植物ではなかったらしい。和名は食材としての甘味を意味するもので,まさに「食べるほど」あったのだろう。
私が植物の撮影を始めた頃は,すでにそうそう目にすることはなく,見つけたとしても数株が点在しているというようなところがほとんどだった。
しかし,昨年水海道市で出会った群落は,昔日の日本にはアマナはこんなふうに生えていたのかもしれない,と思わせるような群落だ。
河川敷であるが,早春に火入れをするので湿った草原がうまく保たれている。人間の適度な自然への干渉が植生を維持している状態といえるだろう。
アマナが減ったのは,原生的な自然が減ったというよりは,こういった適度な管理をされている半自然的な環境が減ったということを意味しているのではないだろうか。

【見わけ方】
高山に生えるチシマアマナや深山に生えるホソバノアマナなどはアマナとは別のLloydea属だが一見似ている。前者は高山の岩場,後者は深山の林の中に生えアマナのような低地の草地で見ることはない。
同属のヒロハノアマナについては,バックナンバーを参照。

【ひとくちメモ】
和名は前出のように食べると甘味があることから。近縁のチューリップもオランダでは食用のものがあるという。
2003年4月3日 茨城県水海道市
キャノンEOS-1Ds  EFTS-E24mmF3.5L f11.31 絞り優先オート(-1)  1/ 256秒 ISO200 AWB sRGB

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