イチリンソウの仲間(北海道編)

Groupe Anemone in Hokkaido

撮れたてドットコムのホームページへ


萼片の数と、葉の切れこみ方、一本の茎から出る花柄の数などが、重要なポイントになる。このほか、同じ属には高山にエゾノハクサンイチゲがある。


アズマイチゲ
Anemone raddeana

キクザキイチゲ
Anemone pseudo-altaica

ヤチイチゲ
Anemone amurensis

エゾイチゲ
Anemone soyensis

ヒメイチゲ
Anemone debilis

ニリンソウ
Anemone flaccida

サンリンソウ
Anemone stolonifera

フタマタイチゲ
Anemone dichotoma



アズマイチゲ詳細画面へ

キクザキイチゲ詳細画面へ

ヤチイチゲ詳細画面へ

エゾイチゲ詳細画面へ

ヒメイチゲ詳細画面へ

ニリンソウ詳細画面へ

サンリンソウ詳細画面へ

フタマタイチゲ詳細画面へ



萼片は10枚前後。白色。径3-4cm。
萼片は10枚前後。白から濃紫色。北海道ではほとんどが白色。径3-4cm。
萼片は5-8枚程度。白色で径2-3cm。
萼片は5-8枚。径1.5-2cm。
萼片は5枚。白色。径1cm前後。
萼片は5-8枚。白色。径2cm前後。
萼片は5枚。白色。径2cm前後。
萼片は5枚。白色で裏面は紅紫色を帯びる。径3-4cm。

茎葉

アズマイチゲ詳細画面へ

キクザキイチゲ詳細画面へ

ヤチイチゲ詳細画面へ

エゾイチゲ詳細画面へ

ヒメイチゲ詳細画面へ

ニリンソウ詳細画面へ

サンリンソウ詳細画面へ

フタマタイチゲ詳細画面へ

茎葉

3小葉で小葉は浅く切れ込む。ダラッと垂れるように展開。柄がある。
3小葉で小葉は羽状に切れ込む。ピンと水平に張って展開。柄がある。
3小葉で小葉は羽状に切れ込む。ピンと水平に張って展開。柄がある。
3小葉で小葉は長楕円形。柄がある。
3小葉で小葉は長披針形で細長い。柄がある。
柄がなく深く切れ込む。柄がない点で、サンリンソウ、イチリンソウと見わけられる。
3小葉で、小葉は欠刻する。柄がある点で、ニリンソウと見わけられる。
無柄で3深裂。対生する。

花柄の数





ニリンソウ詳細画面へ

サンリンソウ詳細画面へ


花柄の数

1本。
1本。
1本。
1本。
1本。
1-3本。
1-3本。
茎の分岐から1本ずつ花柄を立てる。

根生葉

アズマイチゲ詳細画面へ

キクザキイチゲ詳細画面へ

ヤチイチゲ詳細画面へ

エゾイチゲ詳細画面へ

ヒメイチゲ詳細画面へ

ニリンソウ詳細画面へ

サンリンソウ詳細画面へ


根生葉

2回3出で裂片は切れ込むが、切れ込みは鋭くない。
2回3出で、裂片は羽状に切れ込む。
2回3出で、裂片は羽状に切れ込む。
1回3出で裂片は丸い。
1回3出で裂片は丸い。
1回3出で裂片は中深裂する。
1回3出で側裂片が深く切れ込むので5小葉のように見えることもある。
茎の基部には鱗片だけがある。

分布
北海道〜九州。キクザキイチゲほどではないが多雪地に多い。温帯。原野〜林縁。
北海道〜近畿。多雪地に多い。温帯。原野〜林縁。
北海道東部。原野〜林縁。
北海道。山地の落葉樹林に多い。
北海道〜近畿。北海道では低山にも見られる。林縁。
北海道〜九州。温帯。草原〜林縁。
北海道〜中部。冷温帯〜亜高山の林縁。
北海道。海岸近くの原野。
分布
同定のポイント
キクザキイチゲとの識別ポイントは、葉の切れこみと展開のしかた。茎葉の切れこみが浅く、ダラッと垂れるように展開するのが特徴。
アズマイチゲとの見分け方は、葉の切れこみと、展開のしかた。切れこみが鋭く、ピンと張ったように茎葉を展開する。
キクザキイチゲを小型にしたイメージ。花の径がひとまわり小さく、萼片の数は5-8枚と少ないので見わけられる。分布域も限られる。
ヒメイチゲによく似ているが、茎葉の裂片が幅広く、萼片の数は5-8枚と多め。
エゾイチゲに比べて、茎葉の小葉が細長く、萼片の数は5枚。全体に小型で繊細。
サンリンソウと似ているが、茎葉に葉柄がない点がいい目印になる。落葉樹林のほか、北海道では牧草地付近の草地などにも多い。
ニリンソウと似ているが、茎葉に葉柄がある点で識別できる。分布の中心は温帯上部から亜高山帯。
名前のとおり独得の茎の出し方のほか、草丈も人の膝ほどになり、ほかの種より著しく大きい。
同定のポイント

アズマイチゲ
Anemone raddeana

キクザキイチゲ
Anemone pseudo-altaica

ヤチイチゲ
Anemone amurensis

エゾイチゲ
Anemone soyensis

ヒメイチゲ
Anemone debilis

ニリンソウ
Anemone flaccida

サンリンソウ
Anemone stolonifera

フタマタイチゲ
Anemone dichotoma


イチリンソウの仲間(本州以西編)へ

Copyright (C) 2001-2004 / MASASHI IGARI / All Rights Reserved. Last update = 7.Jan.2016
【もう一度検索】