カタバミの仲間

Group Oxalis

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葉の形が特徴的なので、カタバミの仲間であることは一目でわかる。山地に生える仲間は、がっしりしたミヤマカタバミの仲間と、繊細なコミヤマカタバミの仲間に大別できるが、決めては根茎の形。花が黄色のカタバミとエゾカタバミは、匐枝や根茎、托葉などがポイント。紅紫色のムラサキカタバミの近縁種は、地下の鱗茎の有無やつき方がポイントになる。


カタバミ
Oxalis corniculata

ムラサキカタバミ
Oxalis corymbosa

ミヤマカタバミ
Oxalis griffithii

カントウミヤマカタバミ
Oxalis griffithii var. kantoensis

コミヤマカタバミ
Oxalis acetosella

オオヤマカタバミ
Oxalis obtriangulata



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花は黄色。
花は赤紫。
花は普通白色。淡~濃紅紫色のものもある。
花は普通白色。淡紅紫色のものもある。
花は普通白色。淡紅紫色のものもある。
花は白色で赤紫色の条がはっきりしている。


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小葉の角は丸い。赤褐色にあることもある。(アカカタバミ)
小葉の角は丸い。
小葉の角は普通角張る。
小葉の角は普通角張る。
小葉の角は普通丸い。
小葉の角はとがる。

生育環境
都市や人里の路傍。よく陽のあたる荒れ地、アスファルトの隙間などに多い。
都市や人里の路傍。畑の周辺などに多い。
主に山地帯の落葉樹林下。
主に山地帯の落葉樹林下。
山地帯から亜高山帯にかけて、落葉樹林にも多いが針葉樹林でもよく見かける。
関東から、四国九州に点在。暖帯から温帯まで幅広いが、杉林など薄暗い環境で見かけることが多い。
生育環境
同定のポイント
道端にもっとも普通に見られる。黄色い花のカタバミはまずこれ。よく似たエゾタチカタバミは、地下茎が肥大せず、葉の表面に毛が生え、托葉が小さくめだたないなどのちがいがある。
都市や人里で紅紫色の花をつけるカタバミの多くは本種。イモカタバミやべにカタバミなどいくつ間の種が栽培されるが、雑草化しているのはほとんどがムラサキカタバミ。
コミヤマカタバミによく似ているが、全体に大きくがっしりした感じで、小葉の角が角張る。また、普通花期に越冬葉がよく目立つ。決め手になるのは根茎で、短く古い葉柄の基部が密集する。オオヤマカタバミは、花が全開せず小葉の角はいっそう角張る。
ミヤマカタバミの変種。蒴果が短く葉の裏面の毛が少ない。東海地方から関東西部にかけて分布する。
ミヤマカタバミに似ているが、全体に繊細な感じで、やや標高の高いところに生える。小葉の角はあまり角張らず、花期の越冬葉は小さく目立たない。決め手になるのは、根茎で細長く延び、古い葉柄の基部が密集することはない。蒴果が短い亜種のヒョウノセンカタバミが、日本海側に知られている。
花がうつむいて咲くことが最大のポイント。小葉の角がとがることも特徴。
同定のポイント

カタバミ
Oxalis corniculata

ムラサキカタバミ
Oxalis corymbosa

ミヤマカタバミ
Oxalis griffithii

カントウミヤマカタバミ
Oxalis griffithii var. kantoensis

コミヤマカタバミ
Oxalis acetosella

オオヤマカタバミ
Oxalis obtriangulata


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