同定のポイント | 最も普通に見られる種の一つ。北東は関東までと分布も広い。オオサンショウソウより小型で葉先がとがらない。また茎に微細な毛が密生し,葉縁が鋸歯の先で反りあがるのもオオサンショウソウとのちがい。雌雄異株。 | 近畿以西に分布するが九州ではごく普通に見られる。無毛の茎がほかのサンショウソウ属とちがうところ。雌雄異株,または同種。 | 披針形の葉をもつものは本種とナガバサンショウソウしかないが,本種の葉は斑がないので迷うことはない。基部が木質化し,植物体全体が低木状に立ち上がるのもほかの種にはない特徴。キミズモドキと呼ばれるものがあり,オオサンショウソウとの中間的な形態を示すという。関東以西に分布。 | 宮崎県と長崎県対馬に稀に見られるめずらしい種。斑の入った披針形の葉がほかの種にはない特徴。 | 宮崎県と鹿児島県に知られるめずらしい種。斑の入った卵状楕円形の葉と,肉眼でも見える茎の開出毛がポイント。 | 宮崎県で最近認識された。アラゲサンショウソウに似ているが,葉に斑がなく茎の毛は屈毛。 | 同定のポイント |