ミズの仲間

Group Pilea

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ミズの仲間は、花が目立たなくて一見どれも同じように見えるが、慣れると見分けはそれほど難しくない。まず、雄花と雌花があるので、それぞれの色や形を確認することから始めるといい。葉の形や花序のつき方なども、重要なポイントになる。クワ科のクワクサ、チョクザキミズ属のチョクザキミズも、ここで比較した。ミズ属には、このほかに、ミヤコミズ、コケミズ、ソハヤキミズ、コミヤマミズなどがある。


ミズ
Pilea hamaoi

アオミズ
Pilea pumila

ミヤマミズ
Pilea angulata ssp. petiolaris

チョクザキミズ
Lecanthus peduncularis

クワクサ
Fatoua villosa



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卵形。2-5cm。鋸歯の数は5対内外。
卵形。3-10cm。鋸歯の数は5-10対。
長楕円形で先がとがる。
長楕円形で先がとがる。
卵状楕円形。

雄花

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雄花

雄花は白い。花序の枝はごく短い。
雄花は赤っぽい。花序には長い柄がある。

雄花は白っぽく、花序は長い柄の先にかたまってつく。
雄しべは白いが花被片は赤紫褐色。

雌花

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雌花

そう果は花被片より短い。
そう果は花被片と同長か、やや長い。

長い柄の先に、雌花をかたまってつける。



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茶褐色。
緑色か、わずかに褐色を帯びる。
緑色。大きな托葉が目立つ。
緑色。
褐色を帯びる。

分布
北海道〜九州。湿り気のある半陰地。
北海道〜九州。湿り気のある半陰地。
関東以西〜九州。山地の水湿地。
九州。渓流や水源のほとり。
本州〜沖縄。畑や庭など、比較的日当たりのよいところ。
分布
同定のポイント
アオミズに似ているが、全体に小型。上記のように各部にちがいがあるが、茶褐色の茎の色に着目するのが、初心者にはわかりやすい。
ミズに似て全体に大型。上記のように各部にちがいがあるが、緑色の茎の色に着目するのが、初心者にはわかりやすい。
ミズアオミズとは、葉の形だけでもまちがえることはない。よく似たコミヤマミズは、葉の先がさらに長くとがる。
雄花、雌花とも、長い柄があり、その先に花序をつける。この姿に似たものはない。ミズの仲間とは別属。
ミズの仲間とはちがって、日当たりのよいところに生える。葉が互生する点がミズの仲間とちがうところ。本種はクワ科で、イラクサ科のミズの仲間とは、科レベルでちがう仲間。
同定のポイント

ミズ
Pilea hamaoi

アオミズ
Pilea pumila

ミヤマミズ
Pilea angulata ssp. petiolaris

チョクザキミズ
Lecanthus peduncularis

クワクサ
Fatoua villosa


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