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絞り込んで撮るf16技法とは
カテゴリー技術
レベル初級

マルバスミレ 大分県九重町 2011/04/17
Canon EOS 60D 50 (mm) iso=200 1/50 秒 F16 補正=-0.67 (EV) 絞り優先AE

中途半端なボケを作らないのがコツ

スミレなど小さな野草一株を撮影する場合、基本となるのは中望遠レンズでバックをボカす撮り方ですが、もうひとつ、標準域のレンズを使って、全体にピントを合わせる方法があります。
作例の場合は、花の位置がばらばらなので、水平から撮影したのではボケの目立つ写真になってしまいます。そこで、標準ズームの50mm付近で、絞り込んで撮影しています。バックをボカす場合と異なるのは、カメラの位置を少し斜めにすること。すなわち、地面に対して平行ではなく、45度くらいの角度でねらうのがコツです。水平からねらって絞りを絞り込むと、中途半端なボケができてうるさい画面になりがちです。
また、地面がシンプルで花がまぎれないことも被写体の条件の一つ。
絞り込むのは、フルサイズ機の場合f16、APSならf11で十分。それ以上絞り込むと、かえってピントが悪くなることがあります。

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この撮影に適しているのは標準レンズ。標準ズームでもよいですが、こだわる向きには、標準マクロをすすめます。

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