10-4 コウリンカ Senecio flammeus var. glabrifolius

  高原の花は、どこかしら日本離れしているものが多いが、コウリンカも日本の野草としてはずいぶん変わったもののひとつだろう。花の色もそうだが、下を向き、そりかえるように展開する花びら(正確には舌状花)も特徴的だ。
 しかし、少し標高の高い高原ではめずらしい植物ではない。信州の高原ではおなじみだが、中国山地の山でも見かけたことがある。
 図鑑をひもとくと、分布は朝鮮から中国、ダフリアにまで至るという。


1997年8月14日 長野県蓼科高原 ペンタックスZ-1P FA★ズーム80〜200ミリF2.8 f4 オート(+2/3) プロビア100