いがりまさし講師担当 |
新潟県 【ATS花の観察会】佐渡島のトビシマカンゾウ3日間
2018/6/6(水) - 2018/6/8
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花の観察会の企画をしていると、知らず知らずに島に行くことが増えてしまいます。島嶼という環境に、ほかでは見られない植生が多いためでしょう。固有種が島に残ることもありますが、そうでなくても生態系のバランスが本土と微妙に違うため、特定の植物の個体数が多いという現象もよく目にします。 佐渡のような大きな島でも、その植生の特徴が顕著に現れます。早春のカタクリやキクザキイチゲの群生は有名ですが、この季節どうしても見ておきたいのは、大野亀のトビシマカンゾウの群落です。本土にあるニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の変種です。 本土のニッコウキスゲの群生地は、近年、鹿の食害を受けて壊滅状態、あるいは柵で囲われてなんとか命脈を保っているところが多いですが、鹿の住んでいない佐渡では、太古のままの群生が残されています。 日本海をバックに、海岸の草原を埋めつくすさまは、日本の植物景観の中でも特筆すべきもののひとつでしょう。 季節は初夏。トビシマカンゾウ以外にも、海岸のお花畑の美しい季節。スカシユリも咲き始める頃ですし、ハマヒルガオやアサツキなど、さまざまな花が楽しめる季節です。 また、近年、佐渡にツルタチツボスミレやテリハタチツボスミレが分布しているらしいことも分かってきました。ツルタチツボスミレはちょうど花期にかかるはずです。見られるかどうかはわかりませんが、直前下見で探してみたいと思っています。 ※写真提供 photolibrary https://www.photolibrary.jp |
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