いがりまさし講師担当
アルパイン ツアー サービス花の観察会 主催!
島根県
【ATS花の観察会】隠岐の島に咲くアブラギクの正体を探る 3日間
2018/10/21(日) - 2018/10/23
 オキノアブラギクは、1978年、北村四郎博士によって隠岐と見島の固有種として記載されました。ところが、私が1990年代に隠岐諸島の島後で撮影してきた群落は、どう見てもシマカンギクでした。
 最近では、分子生物学的な研究でも、オキノアブラギクはシマカンギクと区別できないとする説が支持されていて、最新の平凡社「日本の野生植物」でも、それを踏まえてオキノアブラギクはシマカンギクの異名とされています。
 ところが、2017年10月に訪れた隠岐諸島の西ノ島では、北村博士の記載どおりの群落が見られました。どちらかというと、シマカンギクよりもアワコガネギクと、どうちがうのか、戸惑うような群落です。もう一度、隠岐諸島のキク属の植物をしっかり見直そうというのが、今回の隠岐のテーマです。
 シマカンギクは大陸でもそうとうな変異の幅があるといわれますが、あるいは隠岐の植生の歴史を紐解く重要な手がかりが潜んでいるかもしれません。
 もちろん、まだまだダルマギクも咲き残っている季節です。多くはないと思いますが、トウテイランの咲き残りも期待できます。樹齢200年を超えるスギが800本以上ある自然回帰の森などにも立ち寄ってみながら、隠岐という島のなり立ちや日本海の歴史に想いを馳せる植物の旅になるでしょう。
 地元の観光協会もボランティアガイドの人たちも、島を上げて歓迎してくれます。そして、西ノ島の海岸線の美しさ。全国でも屈指の海岸美です。3年続けて隠岐のツアーを作る原動力はこの海の美しさにあります。そこに沈む夕陽を見るために、心がけのよい方のご参加をお待ちしています。

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