いがりまさし講師担当 |
宮崎県 【ATS花の観察会】オキナグサ最後の聖域3日間
2019/3/28(木) - 2019/3/30
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「和石」こう書いて「よれし」と読みます。宮崎市中心部から車で1時間ほどのところですが、ほかの集落から少し隔離された隠れ里のような集落です。 谷あいの集落ですから、水田が陰になるのを防ぐために、周囲の山裾はまるでバリカンで刈ったように、ススキの茅場になっています。そんな環境がこの山里にオキナグサを育んできました。 秋に訪れたときには、刈り入れ後の水田はめずらしい水田雑草でいっぱいでした。聞くと、牛馬に与えるためその周辺は除草剤を使っていないそうです。そんな、時間が止まったような和石のオキナグサが今回の第一のターゲットです。そして、もうひとつ宮崎県で有名なのは、都井岬の海をバックに咲くオキナグサ。ここにも足を伸ばします。 海をバックに、里山をバックに、オキナグサの撮影がこんなに手ごたえをもってできる場所も、全国でも多くはありません。 もうひとつ、この季節でぜひとも見ておきたいのは、タカナベカイドウです。諸説はあるものの、発見者の南谷忠志先生によれば、もともと高鍋周辺にだけ自生していた固有種だということです。分類学的な位置も未だ明らかにされていない謎の植物なのです。 また、霧島方面にはエヒメアヤメの南限地もありますし、海岸近くの林は、本州では珍しい、ムサシアブミがいくらでも見られます。海岸近くや水田周辺では、ノジスミレやスミレの個体数が多いのも、宮崎県の楽しいところです。 せっかくですから、綾の照葉樹林の芽吹きも一目見ておきましょう。そろそろ芽吹きも始まっています。 一足早い、南国宮崎の春を満喫するツアーです。 |
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