暗くなってから荷室に用があると暗くて困っていた。リアのルームランプは棚板に遮られて届かない。
漠然と考えたのは、リアゲートの内側にドア連動のLED照明を追加すること。ハイエースでの同様のDYI工事例もネット上にたくさんある。
まず、リアゲート内から電源のプラス線とカーテシ線(ドア連動のマイナス線のこと)が探し出せれば簡単に済むと思ったが、どうもリアゲート内には常時電源は来てないことが明らかになる。考えてみればリアゲートにキーを抜いて稼働する電装品はひとつもない。キーを刺してなければ点灯しないような照明では役に立たない。
次の電源候補は天井についているルームランプ。これはドア連動のスイッチがついているので、そのまま配線すれば行けるはず。問題はリアゲートへの配線通しだが、これはネットに先達の記事がいくつもある。ます、配線してみてLEDが点灯することを確認。
あとは、このラインを内張の内側から蛇腹を通してリアゲートに引いてやればよいのだが、、、。
問題が発覚した。純正のハイエースなら内張をすべて剥がせるのだが、キャンピングカーであるコンパスビッツは構造がちがう。天井から蛇腹まで配線が引けないことが判明。ルームランプから配線をぶら下げたまま一夜を過ごし、作戦を練った。
数は少ないが、コンパスビッツのDIYを紹介してくれるブロガーが数人いる。そんな先輩のブログにヒントはないか?そのうちのお一人。しばらくぶりに訪れてみると、なんと、最近もう一台購入し、現在コンパスビッツ2台保有しているとのこと。
そして、荷室のLED照明追加の記事もあった。リアゲートではないが、やはりルームランプから配線し、荷室内にLEDテープを貼ってある。考えてみれば、リアゲートにこだわることはない。
問題は、内張が剥がせないコンパスビッツで車内にどう配線を這わせるかだ。そのブログには具体的なことは書かれてないが、少なくとも見栄えを犠牲にして車内に引き回せばなんとかなりそうだ。
さっそくさぐってみると、絶妙なところがある。内張と内張の境目の隙間。ここに内張剥がしのヘラで配線を押しこんでやれば完全に隠すことができる。
どうしても隠せないところはモールを使用。
かくして完成。途中で分岐して上段と下段にわけて配線。右サイドはスタンド類収納庫になっている。ここに貼れば両サイドに照明をつけられるが、これはなにかと外す機会も多い。ソケット式にしようかとも考えたが、まずは片方だけでもそうとう明るいのでこのまま様子を見る。
最後に内張を戻して、ルームランプをもとどおりにつけなおしたのだが、ここで問題発生。ルームランプが点灯しない。
ネジ釘2本で天井の車体本体に止められているのだが、外すときにあやまってはずす必要のないスイッチのネジを外してしまった。これがいけなかった。このスイッチ、スプリングとベアリングで通電する仕組み。外すときに気づかずベアリングを落としてしまったのだ。
ベアリングひとつのために、ディーラーでルームランプを取り寄せなければならないかと諦めかけたときに閃いた。数年前、引き出しのレールを破損したときに車内にベアリングが撒き散らされた。そのベアリングが一つくらい残ってないかと探したらビンゴ。サイズもばっちりで事なきを得た。