カナムグラはつる性の多年草。人が住まなくなって、放置された廃屋などには、たいていこの草が絡みついている。百人一首に登場する「八重葎 しげれる宿の 寂しさに…」という歌の八重葎とは、このカナムグラのことを指しているといわれる。 葉は、植物に特に興味を持たない人でも見覚えがあると思うが、花となると地味で目だたないので、知る人は少ない。雄花と雌花は別の株に咲く。(雌雄異株)。 茎には、下向きの刺があり、これでやぶに絡みついてはいのぼることができる。カナムグラという和名も、この茎が金属のような質感があることから来ているのだろうか。 同じようなところに多いブドウ科のヤブガラシは、葉が5つの小葉にわかれ光沢が強いので識別は簡単だ。カナムグラの葉は大きく切れ込むが分裂はしない。 日本の夏のやぶを代表するつる草である。 【カレンダー・草木暦2025】いがりまさし作品集 【植物観察アプリ・万太郎フィールドノート】本格運用開始! 【げんのしょうこ花色リレー】全国のゲンノショウコの花色を一緒に調べましょう! カナムグラ 1998年9月2日 大分県九重町 【漢字名】金葎 【別名】ヤエムグラ 【花期】7 10月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首 背丈以上(つる草)【環境】人里・田畑,山地・低山,河原・渓流,原野・草原 カナムグラ 雄花は白っぽいクリーム色 カナムグラ 葉は深く裂ける カナムグラ 茎には下向きの刺がありさわるとざらつく カナムグラ 雌株。赤っぽい花がたれ下がる もっとくわしく⇒ 総合 拡大 詳細 比較 変異 群落 索引 検索 English Y listのカナムグラ関連ページへ 図鑑jpのカナムグラ関連ページへ カナムグラと同じ属の仲間(カラハナソウ属) 掲載種はありません。 カナムグラと同じ科の仲間(クワ科) クワクサ ヤマグワ カラハナソウ Copyright (C) 2001-2024 / MASASHI IGARI / All Rights Reserved. Last update = 22.Feb.2003 【もう一度検索】 【植物検索TOP】 【撮れたてドットコムTOP】 このページへのダイレクトリンク歓迎です メールアドレスを登録すると、全機能が使えるようになり、撮れたてドットコムからさまざまな情報を受け取れます。【いますぐ登録】
カナムグラ 1998年9月2日 大分県九重町
【漢字名】金葎 【別名】ヤエムグラ 【花期】7 10月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首 背丈以上(つる草)【環境】人里・田畑,山地・低山,河原・渓流,原野・草原