アオミズは,山地の湿り気のあるところに生える一年草。ミズ属の中で,広い地域で普通に見られるもののひとつ。特に関東より北ならアオミスかミズがほとんどを占める。ミズとはよく似ているが次の点に着目すれば見わけは難しくない。ミズの方がやや小型で葉の鋸歯は先がとがらず,葉先も尾状になることはない。アオミスでは鋸歯の先がとがり,葉先も尾状になる。鋸歯の数もアオミズの方が多い。ミズの茎は普通褐色を帯びるが,アオミズは緑色。ミズの花序は枝が短く葉えきにかたまってつくが,アオミスでは花序の枝が長く葉えきから離れてつく。ミズの雄花は赤い部分がなく白っぽく見えるが,アオミスでは赤い部分がある。ミズのそう果は花被片より明らかに短いが,アオミスのそう果は花被片とほぼ同長。 【カレンダー・草木暦2025】いがりまさし作品集 【植物観察アプリ・万太郎フィールドノート】本格運用開始! 【げんのしょうこ花色リレー】全国のゲンノショウコの花色を一緒に調べましょう! アオミズ 2000年9月20日 奈良県上北山村 alt.=940m 【漢字名】青みず 【花期】7 10月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首以下 すね【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁 アオミズ 葉は3-10cmと、ミズよりやや大きめ。鋸歯の数も5-10対と多い。(奈良県上北山村) アオミズ 雌性花序は緑色(奈良県上北山村) アオミズ 雌花。そう果は緑色で花被片と同じか短い(奈良県上北山村) アオミズ 雄性花序。柄があるのがミズとのちがい(奈良県上北山村) アオミズ 雄花。花被片は赤っぽい(奈良県上北山村) アオミズ 茎は緑色からわずかに褐色を帯びる程度。水分を多く含んだ感じ(奈良県上北山村) アオミズ 葉表(奈良県上北山村) アオミズ 葉裏(奈良県上北山村)
アオミズ 2000年9月20日 奈良県上北山村 alt.=940m
【漢字名】青みず 【花期】7 10月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首以下 すね【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁