【カレンダー・草木暦2025】いがりまさし作品集 【植物観察アプリ・万太郎フィールドノート】本格運用開始! 【げんのしょうこ花色リレー】全国のゲンノショウコの花色を一緒に調べましょう! オキナグサ 2004年4月13日 熊本県阿蘇郡高森町 alt.=744m 【漢字名】翁草 【花期】4 6月 【分布】本州・四国・九州 【草丈】足首以下 すね【環境】人里・田畑,山地・低山,河原・渓流,岩場・礫地 オキナグサ 花は赤紫褐色(秋田県田沢湖町) オキナグサ 萼片の外側には白い毛が密生する(秋田県田沢湖町) オキナグサ 茎や葉にも白い毛が密生する(秋田県田沢湖町) オキナグサ そう果には長い毛があり、この姿が名前の由来(秋田県田沢湖町) オキナグサ 山焼きあとの草地に,鞠を転がしたように点々と咲いていた。 2004年4月13日 熊本県阿蘇郡高森町 alt.=744m もっとくわしく⇒ 総合 拡大 詳細 比較 変異 群落 索引 検索 English Y listのオキナグサ関連ページへ 図鑑jpのオキナグサ関連ページへ フォトエッセイ(野の花365日のオキナグサより) 日本にはオキナグサの仲間は2種自生している。しかし,そのうち1種は高山性のもので分布の限られている稀産種だ。全国的に見られるのはオキナグサ1種ということになる。しかし,このオキナグサも最近では減少が著しい種で,自生のものを見るのはかなり難しいものになってきた。ロシアの沿海州では数種類のオキナグサを簡単に見ることができる。しかも,個体数も多い。そのなかでもオキナグサとヒロハオキナグサは混生していれば雑種群落を作っていることが多く,さまざまな型の中間型が見られる。江戸時代にはオキナグサの栽培が流行したことがあり,さまざまな園芸品種も作られたという記録がある。それを描いた図を見て,はたと気がついた。そのうちのあるものは,ヒロハオキナグサによく似た花をしているのである。ヒロハオキナグサは現在の日本には分布していないが,寒冷で乾燥した気候だった最終氷期頃には,日本列島にも分布していた可能性は高い。そうなれば現在の沿海州と同じように雑種群落が存在したことも充分考えられるのである。現在日本に生えているオキナグサの中にも,その雑種群落の血を受け継ぐものがあってもおかしくない。栽培して選別すれば,ヒロハオキナグサによく似た花をつけるものが現われるのもそのためではないだろうか。むろん,これは推測の域を出ないが,今後DNAレベルの研究が進めば,日本列島のオキナグサがどういう道筋をたどって分布を広げてきたか,解明される日が来るかもしれない。そのためには,現在自生している群落をいかに維持するかが,まず重要な課題である。 【ひとくちメモ】オキナグサは花が終わると果実の冠毛が老人の白髪のように見えるので翁草の名がある。 【見わけ方】日本にあるもう1種のオキナグサは,ツクモグサ。高山に生える種だが,自生する山は限られている。 オキナグサと同じ属の仲間(オキナグサ属) ツクモグサ オキナグサと同じ科の仲間(キンポウゲ科) ボタンヅル センニンソウ ケキツネノボタン ウマノアシガタ タガラシ アキカラマツ ニリンソウ シュウメイギク イチリンソウ キクザキイチゲ アズマイチゲ ヒメウズ ヤマオダマキ リュウキンカ クサボタン オウレン キツネノボタン カラマツソウ オオレイジンソウ カワチブシ ヤマトリカブト レイジンソウ タンナトリカブト アズマレイジンソウ サンヨウブシ オクトリカブト エゾトリカブト ルイヨウショウマ ミチノクフクジュソウ フクジュソウ ヒメイチゲ ミスミソウ サンリンソウ ミヤマオダマキ エゾノリュウキンカ エンコウソウ オオバショウマ イヌショウマ サラシナショウマ ミヤマハンショウヅル ハンショウヅル トリガタハンショウヅル セリバオウレン ミツバオウレン セリバヒエンソウ アズマシロカネソウ トウゴクサバノオ ミヤマキンポウゲ トゲミノキツネノボタン バイカモ ミヤマカラマツ モミジカラマツ ヒダカトリカブト エゾレイジンソウ ウゼントリカブト ハクバブシ キタザワブシ ミヤマトリカブト カラフトブシ ホソバトリカブト キタミフクジュソウ ユキワリイチゲ ハクサンイチゲ エゾノハクサンイチゲ エゾイチゲ レンゲショウマ カザグルマ シロバナハンショウヅル バイカオウレン ミツバノバイカオウレン サバノオ サイコクサバノオ ハコネシロカネソウ サンインシロカネソウ ツルシロカネソウ ヒキノカサ セツブンソウ キンバイソウ チシマノキンバイソウ シナノキンバイ ハナカズラ イヤリトリカブト キタダケトリカブト シコタントリカブト オオサワトリカブト シコクフクジュソウ フタマタイチゲ ウラホロイチゲ コミヤマハンショウヅル コウヤシロカネソウ キバナサバノオ チチブシロカネソウ エゾキンポウゲ ツルキツネノボタン ヒメカラマツ ナガバカラマツ シキンカラマツ レブンキンバイソウ Copyright (C) 2001-2024 / MASASHI IGARI / All Rights Reserved. Last update = 1.Feb.2008 【もう一度検索】 【植物検索TOP】 【撮れたてドットコムTOP】
オキナグサ 2004年4月13日 熊本県阿蘇郡高森町 alt.=744m
【漢字名】翁草 【花期】4 6月 【分布】本州・四国・九州 【草丈】足首以下 すね【環境】人里・田畑,山地・低山,河原・渓流,岩場・礫地
オキナグサ 山焼きあとの草地に,鞠を転がしたように点々と咲いていた。 2004年4月13日 熊本県阿蘇郡高森町 alt.=744m