チシマネコノメソウは,北日本に多く見られるネコノメソウ属の仲間。萼裂片は開出し,裂開直前の葯は赤色または黄色。苞には目だって鮮やかな黄色の部分はなく地味な印象。葉はへら形で普通対生だが互生のこともある。茎は無毛。西日本に多いイワネコノメソウとちがうところは,葉や苞の鋸歯が低く,花時に根生葉を残すところ。はなはだ多形な種で,葉の鋸歯が少なく,匐枝の途中に対生する葉がつかないものをチシマネコノメソウ,葉の鋸歯が目立ち,匐枝の途中に一対の対生葉をつけるものをミチノクネコノメソウvar. aomorenseとしてわける説が有力だったが,最新のFlora of Japanでは,各地で中間型が多く,わけられないといている。本サイトもこれに従った。写真のものは,わけるとすればミチノクネコノメソウに近いが,匐枝の途中に葉がつかないなど,やはりすっきりわけられない。 【カレンダー・草木暦2025】いがりまさし作品集 【植物観察アプリ・万太郎フィールドノート】本格運用開始! 【げんのしょうこ花色リレー】全国のゲンノショウコの花色を一緒に調べましょう! チシマネコノメソウ 2003年5月10日 青森県西津軽郡相馬村 alt.=592m 【漢字名】千島猫の目草 【別名】チシマネコノメ,ミチノクネコノメソウ 【花期】4 5月 【分布】北海道・本州・四国 【草丈】足首以下 足首【環境】山地・低山,森林・林縁,湿地・池沼 チシマネコノメソウ 花序(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 花。萼裂片は開出し,8個の雄しべは裂開直前は赤色(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ さく果(青森県西津軽郡相馬村)(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 葉は対生または互生。これは対生している(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 互生するもの(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 葉(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 葉表(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 葉裏(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 根生葉が花時にも枯れずに残るのが特徴のひとつ(青森県西津軽郡相馬村) チシマネコノメソウ 匐枝(青森県西津軽郡相馬村)
チシマネコノメソウ 2003年5月10日 青森県西津軽郡相馬村 alt.=592m
【漢字名】千島猫の目草 【別名】チシマネコノメ,ミチノクネコノメソウ 【花期】4 5月 【分布】北海道・本州・四国 【草丈】足首以下 足首【環境】山地・低山,森林・林縁,湿地・池沼