エゴノキは,沢沿いの林に生える落葉小高木。シャンデリアのように多数の花がぶらさがっている様子は印象的だ。 果実にはサポニンという成分を含み有毒。これを冬の川に撒いて,魚を仮死状態で生け捕る漁法があるという。 材はきめが細かく,人形などろくろ細工に使われる。近年では庭木として植えられているものもよく見かける。
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エゴノキ 2008年6月10日 長野県木曽郡大桑村
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【漢字名】斎?果
【別名】チシャノキ,ロクロギ
【花期】5 6月 【分布】日本全土 【草丈】背丈 背丈以上 【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,都市・市街地
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エゴノキ 花は長い柄でぶらさがる(長野県木曽郡大桑村) |
エゴノキ 花(長野県木曽郡大桑村) |
エゴノキ 萼(長野県木曽郡大桑村) |
エゴノキ 葉(長野県木曽郡大桑村) |
エゴノキ 葉表(長野県木曽郡大桑村) |
エゴノキ 葉裏(長野県木曽郡大桑村) |
エゴノキ 茎(長野県木曽郡大桑村) |
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エゴノキ 果実期 2008年6月20日 愛知県豊橋市
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フォトエッセイ(野の花365日のエゴノキより) |
近くの雑木林で拾ってきたエゴノキの種子をまいてみた。 いくつかは1-2週間で芽が出て,数か月で枝を伸ばし始めた。庭に植えてシャンデリアのような花を楽しもうというのがねらいだ。 庭の一番日当たりのよいところに,3本を植え,周囲から絡みつくノブドウやヘクソカズラを時々整理してやった。 一方,同じ時にまいた苗を義母が一鉢持っていった,そこしか空いてないからといって,北側の日当たりの悪いところに植えた。 その日当たりの悪い義母のところのものは,定植した直後からどんどん大きくなる。しかし,一等地に植えたはずの私のところのものはなかなか大きくならない。2年ほどたった頃,義母のところでは枝が天を仰いでいるというのにまだやっとひざぐらいだった。鳥の糞からひとり生えしたセンダンやヤマグワも,ゆうゆう背たけほどになっているというのに, エゴノキは,森の中では沢沿いの環境に多い。日当たりよりも保湿の方がエゴノキにとって重要だということだろうか。 しかし,その成長の遅いわが家のエゴノキも,3年目には花をつけるようになり,7年目になる今年は,ぼちぼち庭木らしいたたずまいになってきた。
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【ひとくちメモ】 エゴノキの実はサポニンという毒成分を含み,これを川に流して魚を採る漁法がある。
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エゴノキと同じ属の仲間(エゴノキ属) |
掲載種はありません。
エゴノキと同じ科の仲間(エゴノキ科) | |
オオバアサガラ
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