ハマヒルガオは,海岸の砂浜生えるヒルガオの仲間。 ヒルガオやコヒルガオとは葉の形がちがうので簡単に見わけることができる。前2種はほこ形だが,ハマヒルガオは円心形で厚みがある。また,それ以前に前2種は海岸に生えることはない。 南の地方の海岸に多いグンバイヒルガオは,名のとおり葉が軍配形になり,花の色も濃い。 砂浜のある海岸なら全国どこにでも自生しているが,自然のままに保たれている砂浜が少なくなり,状態のいい大群落が見られるところは多くない。 また,内陸地でも時々花を見かけることがあるが,海岸から運ばれた砂に混じっていたもので,定着することはない。
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ハマヒルガオ 2003年5月20日 愛知県渥美郡渥美町 alt.=8m
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【漢字名】浜昼顔
【花期】5 7月 【分布】日本全土 【草丈】足首以下 足首(つる草) 【環境】原野・草原,岩場・礫地,海岸
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ハマヒルガオ 2003年5月20日 愛知県渥美郡渥美町 alt.=8m
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ハマヒルガオ 果実期 2008年6月25日 愛知県田原市
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フォトエッセイ(野の花365日のハマヒルガオより) |
砂浜のある海岸なら,どこにでも生えている植物である。真夏には裸足で歩けないほど熱くなる砂の上につるを伸ばし,砂浜最前線の植生を形成する植物のひとつだ。 アスファルトの上というのも,考えてみれば似たような環境で,海岸に近い道ばたでもつるをのばしている姿をよく見かける。 自宅を新築したときに,コンクリートの庸壁の下の花壇に何を植えようかと考えた。照り返しが強く,真夏はかなり暑くなりそうなことから,海岸の植物がいいだろうと考えて,道ばたで踏まれそうになっているハマヒルガオの根を数センチもらってきた。 数年で瞬く間に花壇を覆い尽くし花をいっぱい咲かせたが,現在ではほかの草木が茂ってきて再び衰退している。
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【見わけ方】 人里に生えるヒルガオやコヒルガオは,葉がほこ形だが,ハマヒルガオは円形。
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