ウツボグサは,草地に生える多年草。人里の耕地周辺から高原の草原まで垂直分布は広い。 和名の由来は花の落ちた花序の様子が弓矢を入れる道具の靫に似ているからといわれる。しかし,靫にはいろいろな形のものがあり,ウツボグサの花の形によく似たものもある, 別名のカコソウは夏枯草で,盛夏の頃には花が落ちて枯れかけた花序が目立つことによるのだろう。 高山から亜高山帯にはウツボグサによく似ているが大型で葉柄がほとんどないタテヤマウツボグサが,北海道や本州の高山帯には小型で走出枝のない変種ミヤマウツボグサが分布する。
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ウツボグサ 2003年7月18日 長野県塩尻市 alt.=1607m
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【漢字名】靫草
【別名】カコソウ
【花期】5 8月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首 すね 【環境】人里・田畑,山地・低山,原野・草原
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ウツボグサ 花序(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 花正面(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 花側面(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 苞と萼(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 最下の苞(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 茎(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 葉(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 葉表(長野県塩尻市) |
ウツボグサ 葉裏(長野県塩尻市) |
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ウツボグサ 2015年6月16日 奈良県明日香村
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