オニタビラコ

オニタビラコは，タンポポをひょろ長くしたようなどこにでも見かける野草である。羽状に切れ込んだロゼットから長い茎を立て，その先で花序が分岐し，いくつかの頭花が集まってつく。
花が終わるとタンポポの綿毛を小さくしたような果実ができる。よく似たコオニタビラコやヤブタビラコは，茎が地面を這い，果実には冠毛がないので識別できる。
ニガナの花もよく似ているが，茎が細く頭花はひとつひとつ離れてつく。
また，最近オニタビラコを，オニタビラコとアカオニタビラコにわける説がある。それによると，アカオニタビラコは花茎が太く単立。茎や葉は赤褐色を帯びる。上部の茎葉は小さく，最下の葉えきには側枝を出さない。花期が4-5月に限られる。一年草である。などのちがいがある。ただし正式には発表されていない。


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オニタビラコ 2003年4月7日 宮崎県児湯郡都農町 alt.=69m