アオヤギソウは,湿り気のある草原や林の中に生える多年草。 アオヤギソウを含めて,シュロソウ,ホソバシュロソウ,タカネアオヤギソウ,ムラサキタカネアオヤギソウはすべて同一種の中の変種または品種で,花の色や草丈,苞の長さなどによって区別されているが,その境界線は必ずしもはっきりしない。 本種は日本に自生するものの中ではもっとも基本的な種で,花は淡黄緑色で草丈が比較的高くなるものである。 この写真は秋田駒ヶ岳の標高1.500mほどのところで撮影したが,さらに高山型として草丈が低く苞が花序より突出するものが,タカネアオヤギソウとされる。 これらの変種,品種は,時には別々に生え,時には混在している。 シュロソウ属の植物に共通の特徴として,同じ花序に雄花と両性花をつける。
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アオヤギソウ 2003年7月13日 秋田県秋田駒ヶ岳 alt.=1578m
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【漢字名】青柳草
【花期】6 8月 【分布】北海道・本州(東北,関東,中部) 【草丈】ひざ 腰 【環境】山地・低山,森林・林縁,原野・草原
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アオヤギソウ 両性花(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 両性花中心部(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 雄花(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 雄花側面(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 苞(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 花序の軸(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 葉(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 葉表(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 葉裏(秋田県秋田駒ヶ岳) |
アオヤギソウ 茎の基部。古い葉鞘の繊維が残る(秋田県秋田駒ヶ岳) |
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