5-5 レンゲソウ Astragalus sinicus

  これが外来の野草だということを聞くと驚く人も多いかもしれないが、もともと、たんぼの肥料として大陸から移入された植物だ。空気中の窒素を取り込む性質があるので、イネを植える前のたんぼに種をまいて花が咲いたところを鋤き込む。
 戦後、化学肥料が主流になって、一面のレンゲ畑は少なくなったが、有機栽培がブームになって再び見直されつつある。レンゲ畑を取り戻そうと、自治体が農家に種を配っているところもあるという。


1995年4月20日 愛知県長久手町 ペンタックス645 SMCマクロ120mmF4 f5.6 オート(+1/3) プロビア100