ホーム > 野の花365日 > その日の花 10月13日 ハマベノギク
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ハマベノギク (キク科) Aster arenarius |
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砂浜の上に茎を伸ばし,大輪の頭花を咲かせる。なんともたおやかな姿をした野菊である。 京都府から東の自生地では,たいてい砂浜に茎を這わせているが,九州で見るものは岩場や草地に生えていることが多い。京都府の自生地で何度か見て,よく知っているつもりだったが,最初に九州で見かけたときには,すぐにハマベノギクであることがわからなかった。 ヤマジノギクなどと同じ仲間で,筒状花と舌状花の冠毛の長さがちがう点が特徴とされるが,甑島にはさまざまな長さの冠毛をもつ群落がある。 また,奄美以南に生えるイソノギクは冠毛の長さは同長で長いが,それ以外の形質はハマベノギクによく似ている。 まだまだ,わからないことが多い野菊である。 |
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