ホーム > 野の花365日 > その日の花 10月15日 タニガワコンギク
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タニガワコンギク (キク科) Aster microcephalus var. ripensis |
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渓流に生えるノコンギクの変種である。 渓流型のノコンギクの変種には,このほかにセンボンギク,ホソバコンギクがある。どこがどう違うかということになると,葉の太さぐらいで,明確なちがいはない。紀伊半島や四国九州のものがタニガワコンギク,そのほかの本州のものはセンボンギクということになっているが,それぞれの地域にもさまざまな型のものがあり,産地を隠して標本を見せられたら,どこのものか正確に言い当てられる人はいないだろう。 それはさておき,紀伊半島や四国,九州のいわゆるソハヤキ地帯の渓流は,独特の植物も多く,タニガワコンギクを尋ねて渓流を歩くのは楽しい旅になる。 特に,熊野川流域は,日本でも有数の渓流が美しいところだろう。クルマギクやホソバノギクといっためずらしい野菊もこのあたりに咲く。 |
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