ホーム > 野の花365日 > その日の花 10月23日 ヤマジノギク
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ヤマジノギク (キク科) Aster hispidus |
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西日本には,秋になると一面ススキの穂で埋まる草原が多いが,そんなところに必ずといって花を咲かせているのが,このヤマジノギクである。 野菊の仲間の重要な識別ポイントのひとつは冠毛の長さだ。ノコンギクなどは長く,ヨメナなどは短い。ヤマジノギクの仲間は,中心部の筒状花の冠毛は長く,周辺部の舌状花の冠毛は短いのが特徴とされている。 しかし,大陸では必ずしもそうではなく,ノコンギクと同じようにすべての小花の冠毛が長い種もある。また,日本でもある地域では,冠毛の長さにばらつきが多いことが最近明らかになってきた。 日本での東北限は東海地方で,多くの大陸性草原植物と同じように,分布の中心は西日本である。 |
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