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2月26日[その日の暦]

 
   ヤマアイ (トウダイグサ科) Mercurialis leiocarpa

何科に属するのかまったく見当がつかない植物に出会ったら,まずトウダイグサ科を疑って調べてみる。トウダイグサ科は世界に300属7000種もあるといわれ,さまざまな形をした植物が含まれている。
マダガスカルでは針のような葉をした種類や,褐色のこん棒のような葉を持った種類を見た。
日本のトウダイグサ科は,トウダイグサに代表されるような杯状花序を持つものが標準的なイメージであるが,このヤマアイはそれからしてもずいぶんかけ離れた感じの植物である。
雌雄異株で,写真は雄株。

【見わけ方】
日本には同じ属の植物はなく,見誤る心配のあるものはない。いわゆる藍染めで染料に使うアイはタデ科でまったく遠縁の植物。

【ひとくちメモ】
ヤマアイは古代から染料として使われていた。しかし,アイのように青色ではなく,少し青みを帯びた緑色に染まる。一方,沖縄で藍染めに使うキツネノマゴ科のリュウキュウアイもヤマアイと呼ばれることがあり,こちらと混同されることもある。
1999年3月25日 愛知県豊橋市
ペンタックスZ-1P タムロンSP90mmF2.8 f8 絞り優先オート(-0.3) フジクローム・プロビア100


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