ホーム > 野の花365日 > その日の花 2月28日 ミミナグサ
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ミミナグサ (ナデシコ科) Cerastium holosteoides var. angustifolium |
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春の田の畦に咲く白いナデシコ科の野草は種類が多い。ミミナグサもそのひとつである。ハコベよりは花びらが大きくて,ありがたみのある感じだが,ノミノフスマと比べると,あまり花数が多くなく花柄ばかりが長いので,ちょっと貧相な感じがする。 近縁の帰化植物,オランダミミナグサが都市の道端にも平気で花を咲かせるのに対して,ミミナグサの生えているところは正真正銘ののどかな田園地帯であることが多い。 あるいは,以前はもっと広い範囲に生えていたものが,オランダミミナグサに追いやられるようにして,田園地帯にだけ残っているのかもしれない。 【見わけ方】オランダミミナグサは前述のように都市に多く,花柄が短い。また,ミミナグサは茎が紫色を帯びることが多いが,オランダミミナグサは淡渇色〜淡緑色。 詳しくはミミナグサの仲間(会員のみ)へ。 【ひとくちメモ】和名は,葉がねずみの耳に似ていることによる。 |
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