ホーム > 野の花365日 > その日の花 5月10日 ワチガイソウ
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ワチガイソウ (ナデシコ科) Pseudostellaria heterantha |
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どうしてワチガイソウという名前なのですか? そう聞かれるのが一番つらい。 「最初に名前がつけられたときに,輪違いの印がつけられた鉢に植えられていたから」などと,歯切れの悪い答えをしなければならないからである。 しかし,名前の由来はどうやらこれが本当らしい。というより,ほかに伝えられる名の由来がないのである。 太平洋よりの山地のブナ帯を中心にして生える。ネコノメソウや早咲きのスミレが咲ききった頃,おもむろに花を咲かせる。 めだたない印象の花だが,その造りは精緻で気品がある。 【見わけ方】ヒゲネワチガイソウはよく似ているが,花柄が無毛で,花弁は細く5-7個。ワチガイソウは花弁は常に5個で花柄が有毛。ヒゲネワチガイソウの方が,内陸部のやや標高の高いところで見かけることが多い。 ワダソウは,花弁の先にくぼみがある点が,ワチガイソウとちがうところ。 詳しくはワチガイソウの仲間(会員のみ)へ。 |
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