ホーム > 野の花365日 > その日の花 6月19日 コシジシモツケソウ
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コシジシモツケソウ (バラ科) Filipendula auriculata |
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日本列島を気候の上から特色付けているのは,まず冬の降雪である。 暖流の流れ込む日本海の上をシベリアからの季節風が吹き,湿り気を持った空気が,日本列島の脊梁山脈にぶつかって雪となる。日本海の幅が広いほど,脊梁山脈が高いほど,この雪の量は多くなる。 新潟は,孤を描く日本列島の内側の中心に位置し,まさにこの条件を存分に満たしている象徴的なところだ。豪雪地帯として有名なのはご存じのとおり。 むろん,日本列島の多雪地帯に広く分布する雪国の植物も多いが,それとは別に新潟県付近にしか見られない特殊な植物も多い。 コシジシモツケソウもそんな植物のひとつだ。 水の染み出るような岩場に生えていることが多い。 【見わけ方】シモツケソウに似ているが,托葉は大きくて茎を抱く。シモツケソウの托葉は小型。この点コシジシモツケソウにも似るが,花序に毛がない。コシジシモツケソウは花序に開出毛がある。 |
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