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6月29日[その日の暦]

 
   コナスビ (サクラソウ科) Lysimachia japonica

田んぼのあぜでも山の中でもいたるところで目にする植物であるが,意外になじみがない人も多いのではないだろうか。
春先には小さな花が多いので,地面にへばりつくような花も良く目につくが,コナスビが咲く梅雨時になると,目線がもう少し高いところばかりにおかれるせいかもしれない。見つけられたとしても,たいていは半分ぐらい人に踏まれた情けない姿になっていることも多い。そんなところによく生えている。
ミヤマコナスビヘッカコナスビ,オニコナスビ,ヒメコナスビ,アマミコナスビなど,同属の植物は九州や南の島に多いが,ミヤマコナスビをのぞけば,どれも第一級のレッドデータ種である。

【見わけ方】
ミヤマコナスビコナスビに比べて花が大きく,葉が楕円形で,萼裂片の先はとがらない。紀伊半島,四国,九州に分布する。

【ひとくちメモ】
和名の由来は果実がなすに似ているところから。
2002年5月31日 新潟県中頚城郡
ペンタックス645 SMCマクロ120mmF4 f16 絞り優先オート(-0.3) フジクローム・プロビア100


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