ホーム > 野の花365日 > その日の花 6月29日 コナスビ
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コナスビ (サクラソウ科) Lysimachia japonica |
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田んぼのあぜでも山の中でもいたるところで目にする植物であるが,意外になじみがない人も多いのではないだろうか。 春先には小さな花が多いので,地面にへばりつくような花も良く目につくが,コナスビが咲く梅雨時になると,目線がもう少し高いところばかりにおかれるせいかもしれない。見つけられたとしても,たいていは半分ぐらい人に踏まれた情けない姿になっていることも多い。そんなところによく生えている。 ミヤマコナスビ,ヘッカコナスビ,オニコナスビ,ヒメコナスビ,アマミコナスビなど,同属の植物は九州や南の島に多いが,ミヤマコナスビをのぞけば,どれも第一級のレッドデータ種である。 【見わけ方】ミヤマコナスビはコナスビに比べて花が大きく,葉が楕円形で,萼裂片の先はとがらない。紀伊半島,四国,九州に分布する。 【ひとくちメモ】和名の由来は果実がなすに似ているところから。 |
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