ホーム > 野の花365日 > その日の花 8月18日 コウリンカ
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コウリンカ (キク科) Tephroseris flammea var. glabrifolia |
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レンガ色というのだろうか。日本の野草には少ない独特の色合いである。涼しげな高原の開けた草地に生えるところといい,どこか異国的な野草である。 見ることが多いのは,高ボッチ高原や蓼科の周辺など,信州の高原だが,分布は意外に広く中国地方の少し高い山地でお目にかかることもある。 ぎらついた夏の太陽の下では少々暑苦しいと感じる色だが,高原の霧のなかで見るこの色合いは,せつなさとも,なつかしさともつかぬ,不思議な心象を描き出していた。 【見わけ方】九州北部には亜種のタカネコウリンギクがあるが,絶滅に貧している。高山の岩場にはタカネコウリンカがある。舌状花が短いのが特徴。 |
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