イガタツナミソウ【植物検索・撮れたてドットコム】

イガタツナミソウ

Scutellaria kurokawae
タツナミソウ属
ENG=シソ科 Labiatae
APG=

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イガタツナミソウは,研究者の間でもその存在の有無に異論のある種。シソバタツナミソウに似ているが,茎の毛が開出し節間が葉より長い。
筆者の見た群落は,スギ林下から土手の草地にかけて群生していたが,日当たりのよいところのものも節間は短くなることはなかった。時にシソバタツナミなどでも節間の長い個体はあるが,安定しない。
シソバタツナミソウよりも乾いたところを好む?


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イガタツナミソウ 2003年5月31日 千葉県香取郡下総町 alt.=11m

【漢字名】伊賀立浪草
【花期】5 6月 【分布】本州・四国 【草丈】足首 すね
【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,原野・草原


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イガタツナミソウ 花序はややまばらで上下に長い(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 花正面(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 花側面(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 萼。毛は開出する(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 茎。(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 茎の毛が開出するのが大きな特徴(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 葉(千葉県香取郡下総町)
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イガタツナミソウ 葉表(千葉県香取郡下総町) イガタツナミソウ 葉裏(千葉県香取郡下総町)

イガタツナミソウ 日当たりのよい草地に生えたものも,節間は短くならない 2003年5月31日 千葉県香取郡下総町 alt.=11m

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フォトエッセイ(野の花365日のイガタツナミソウより)
日本の植物についてはおおよそわかっているといわれているが,なかにはまだまだよく認識されていないグループもある。シソ科のタツナミソウ属もそのひとつだ。
イガタツナミシソバタツナミと同じものだといわれたりもしていたが,昨年,千葉県のKさんに,イガタツナミだろうといわれているものを案内していただく機会を得た。
茎の毛が開出毛であることや,節間が長いことが特徴である。また生育環境も,比較的日当たりのよい土手から杉林にかけてで,沢沿いの林の中に多いシソバタツナミとは,かなりちがうという印象を持った。

【ひとくちメモ】
和名ははじめ三重県の伊賀地方で採集されたことによる。

【見わけ方】
トウゴクシソバタツナミはよく似ているが節間が短い。
詳しくは林に生えるタツナミソウの仲間(会員のみ)へ。

イガタツナミソウと同じ属の仲間(タツナミソウ属)
オカタツナミソウ
  シソバタツナミソウ
  ホナガタツナミソウ
  トウゴクシソバタツナミソウ
  ヤマジノタツナミソウ
 
イガタツナミソウと同じ科の仲間(シソ科)
キランソウ
  ジュウニヒトエ
  カキドオシ
  ホトケノザ
  ヒメオドリコソウ
  ヒメジソ
  クルマバナ
  ヤマトウバナ
  オドリコソウ
  ウツボグサ
  ヒキオコシ
  アキチョウジ
  キバナアキギリ
  ニシキゴロモ
  チシマオドリコソウ
  シモバシラ
  ヒメシロネ
  エゾシロネ
  ラショウモンカズラ
  ヨウシュハッカ
  ハッカ
  ミソガワソウ
  レモンエゴマ
  カメバヒキオコシ
  クロバナヒキオコシ
  ニガクサ
  イブキジャコウソウ
  タチキランソウ
  ジュウニキランソウ
  ヒメキランソウ
  ツルカコソウ
  ブゾロイバナ
  マネキグサ
  タテヤマウツボグサ
  セキヤノアキチョウジ
  タカクマヒキオコシ
  サンインヒキオコシ
  ミヤマタムラソウ
  ミゾコウジュ
  ヤエヤマスズコウジュ
  オチフジ
 

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