タカネスミレの仲間

Group Viola crassa

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高山に生える黄色のスミレ,タカネスミレの仲間をまとめた。キバナノコマノツメ以外の4種類は,広義のタカネスミレの亜種に位置づけられている。


タカネスミレ
Viola crassa

エゾタカネスミレ
Viola crassa ssp. borealis

クモマスミレ
Viola crassa ssp. alpicola

ヤツガタケキスミレ
Viola crassa ssp. yatsugatakeana

キバナノコマノツメ
Viola biflora


花の中心

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花の中心

柱頭はしゅもく形。両側面に突起毛が生えるのが,大きな特徴。側弁の内側に毛がないのはこの仲間に共通。
柱頭の先はしゅもく形〜ゆるやかなY字形。側弁の内側に毛がないのはこの仲間に共通。
柱頭の先はしゅもく形〜ゆるやかなY字形。側弁の内側に毛がないのはこの仲間に共通。
柱頭の先はキバナノコマノツメに似たY字形。側弁の内側に毛がないのはこの仲間に共通。
柱頭の先はY字形。側弁の内側に毛がないのはこの仲間に共通。


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円形〜円心形。光沢があり,葉身の基部にわずかに毛があるほかは,ほとんど無毛。厚い。
円形〜円心形。光沢がなく無毛。厚い。
円形〜円心形。光沢があり無毛。厚い。
円形〜円心形。光沢がなく有毛。厚い。
円形〜円心形。光沢がなく有毛。薄い。

その他の特徴
地下匐枝を伸ばして広がる。
地下匐枝を伸ばして広がることはほとんどない。
地下匐枝を伸ばして広がる。
地下匐枝を伸ばして広がることはない。花柄つく小苞葉は低い位置につく。

その他の特徴
分布・生育環境
東北地方の高山。岩礫地。
北海道の高山。岩礫地。
北アルプス,中央アルプスの高山。岩礫地。
八ケ岳の高山。岩礫地。
北海道から屋久島まで。亜高山から高山帯の草地,林縁,時に岩礫地。
分布・生育環境
同定のポイント
しゅもく形で両側面に突起毛のある柱頭は,この仲間では特徴的。
葉が無毛で,がっしりしていることで,混生するキバナノコマノツメと識別できる。柱頭の形も微妙にちがう。
葉が無毛で,光沢があり,がっしりしていることで,混生するキバナノコマノツメと識別できる。柱頭の形も微妙にちがう。
有毛で光沢のない葉,Y字形の柱頭など,キバナノコマノツメによく似ているが,花柄の小苞葉が,下のほうにつくのは,この仲間では著しい特徴。
有毛で光沢のない葉,Y字形の柱頭など,ヤツガタケキスミレと紛らわしいが,花柄の小苞葉が,花のすぐ下につくので,識別できる。見慣れれば,全体の大きさや,繊細な感じで,直感的に,ヤツガタケキスミレやほかのタカネスミレの仲間とは識別できるようになる。
同定のポイント

タカネスミレ
Viola crassa

エゾタカネスミレ
Viola crassa ssp. borealis

クモマスミレ
Viola crassa ssp. alpicola

ヤツガタケキスミレ
Viola crassa ssp. yatsugatakeana

キバナノコマノツメ
Viola biflora


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