ホーム > 野の花365日 > その日の花 3月29日 ネコノメソウ
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ネコノメソウ (ユキノシタ科) Chrysosplenium grayanum |
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ネコノメソウはいろいろな種類があるが,その中のもっとも代表的な種がこのネコノメソウである。しかし,地域にもよるが個体数からいけばヤマネコノメソウの方が多いかもしれない。とはいえ,このネコノメソウもまずまず普通に見ることができる。 ヤマネコノメソウは,少し湿り気があれば林の中や草地などさまざまな環境に生えることができるようだが,ネコノメソウが生えているようなところは,うっかり踏み込むと靴が水浸しになるような湿地がほとんどである。 似たような仲間が,わずかに違う環境に適応していることによって,共存することができる。また別の見方をすると,現存する生物種は,なんらかの生存競争を経て,それぞれの環境に生きる権利を勝ちとってきたものばかりだともいえる。 【見わけ方】ネコノメソウ属のなかでもネコノメソウは名前こそ代表種のような名前だが,特殊なところも多い。まず,雄しべの数が4本であることと,全草無毛であること,そして対生する茎葉を確かめればネコノメソウであることを確定できる。 詳しくはネコノメソウの仲間(基本編)(会員のみ)へ。 【ひとくちメモ】和名は果実が猫の目のように見えるところから来ている。 |
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