ホーム > 野の花365日 > その日の花 4月24日 ゲンゲ
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ゲンゲ (マメ科) Astragalus sinicus |
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春の野辺の風物としては欠かせない存在だが,実はもともと日本の野草ではない。 空気中の窒素を固定する性質があるので,地味を肥やす肥料とするために耕作前の水田で栽培される。一面のゲンゲの畑は種子を撒くことによって出現するのである。 戦後,昔ほど一面がピンクになるゲンゲの畑が見られなくなったのは,自然が破壊されたためというより,化学肥料が使われるようになったため,ゲンゲを肥料として使う農家が少なくなったからである。 むろん,近年の食の安全性への高まりを受けて,ゲンゲの緑肥は再び見直されつつもある。 地方によっては,再びゲンゲ畑が復活する兆しを見せているところもあるようだ。 【見わけ方】Astregalus属は高山に種類が多い。多くは白かクリーム色の花であり,ゲンゲと見まちがえるようなものはない。 |
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