ホーム > 野の花365日 > その日の花 6月9日 アイヌワサビ
|
|
|
|
アイヌワサビ (アブラナ科) Cardamine yezoensis |
|
タネツケバナの仲間はありふれているが,きちんと識別するにはかなりの難物で,アイヌワサビにしても文献によって時々混乱が見られる。 混乱の代表的なものは,エゾワサビとアイヌワサビを同じものとする見解である。エゾワサビは普通葉が3小葉であるが,北海道の南部には羽状になるものがある。こういった形がアイヌワサビと同一とされる根拠だと思われるが,アイヌワサビは羽状になっても,頂小葉と側小葉の大きさがほぼ同じなので,見慣れれば戸惑うことはない。 アイヌワサビは北海道に多いが,本州にも一部分布が知られている。 【見わけ方】中部山岳にはよく似ているが小型のオクヤマガラシ,九州や四国の深山には小葉に葉柄が顕著なタカチホガラシが分布する。 詳しくはタネツケバナの仲間(完全編)(会員のみ)へ。 |
|
||
|