ホーム > 野の花365日 > その日の花 6月11日 チチブドウダン
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チチブドウダン (ツツジ科) Enkianthus cernus var. rubens |
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稜線の登山道を歩いていてこの花が目の前にぶらさがっていることに気がつくのは,梢の葉もほぼ展開しきった初夏の頃である。 よく生垣に使われるドウダンツツジは,春先,葉に先駆けて花を咲かせる。花色は少しクリーム色を帯びた白色で,低山の蛇紋岩地帯にしか自生しない。 しかし,チチブドウダンのほうは,初夏の頃,1000mを越えるあたりの稜線で見ることが多い。花色は写真のような鮮やかな赤色である。 雰囲気のある花だが,いざ撮影となるとけっこう難物である。葉陰に隠れるようにして咲くのに加えて,バックに明るい空が大きな面積を占めると,明暗差がつきすぎる。 この花の撮影には,三脚をいっぱいに伸ばして四苦八苦した印象ばかりが残っている。 |
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