ホーム > 野の花365日 > その日の花 7月15日 ミゾカクシ
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ミゾカクシ (キキョウ科) Lobelia chinensis |
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盛夏の頃の水田はほんとうに暑い。 熱帯が起源というイネだから,この暑さがなければ美味しい米にはならないのだろうが,それにしても暑い。 おまけに咲いている花も限られ,緑一色で変化に乏しいとくれば,勢い盛夏の水田を避けて高原やアルプスの花に会いに行くことになる。 しかし,数は多くないがそんな盛夏の水田にも魅力ある花を咲かせてくれる植物がある。 「なあ〜んだ,ミゾカクシか...」そういうのは,この花を遠くからしか眺めたことのない人だ。 吹き出る汗を吹いて,しゃがみこんで見れば,誰しもこの雑草の魅力を認めざるを得ないだろう。 【見わけ方】Lobelia属は日本に7-8種が分布するが,多くは亜熱帯に分布が限られ,一般的に見られるのは,このミゾカクシのほかはサワギキョウだけである。フォークのような花の形が共通の特徴。 |
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